ゴジラの4Kデジタルリマスター版が日本映画専門チャンネルで放送

　こんにちは、この記事を見に来ていただいてありがとうございます。
　ハリウッド映画「GODZILLA VS KONG」がついに2021年5月14日に公開されますね。この映画では小栗旬さんが芹沢蓮役として出演します。芹沢蓮はかつてハリウッド版GODZILLAで渡辺謙さんが演じた芹沢猪四郎博士の息子という役です。こうなると作中でも重要な役どころになり、映画の見どころにもなってきますね。

映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』公式サイト

2024年4月26日（金）公開！世界中が大熱狂に包まれた、あの二大モンスターがスクリーンに帰還。

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　しかし今回紹介するのはこの映画ではなく、日本映画専門チャンネルで3月から始まっている企画「『ゴジラ』シリーズ4Kデジタルリマスター最恐画質 8ヶ月連続放送」を紹介します。この企画は3月から10月まで毎月1本ゴジラの映画を放送する企画です。ハリウッド最新作「GODZILLA VS KONG」の公開に合わせ過去のゴジラシリーズの中から人気の8作品を4Kデジタルリマスター化して放送されます（放送は2Kにダウンコンバートされています）。3月6日に第1作目の「ゴジラ」が放送されていますが、3月30日、4月3日にも再放送されますのでこれからでもまだ見ることが可能です。
　ゴジラは第1作目が1954年に公開されいます。67年も前の映画を4Kにデジタルリマスターするというのは私にとってとても想像できない話です。古いフィルムをデジタル化され映像がどれだけ鮮明になっているか…それだけでも見ごたえがあると思います。

日本映画専門チャンネルは過去にもゴジラをデジタルリマスターをしていた

　日本映画専門チャンネルは2014年に「60周年記念デジタルリマスター版」として『初代ゴジラ』のレストア作業をしております。今回の「4Kデジタルリマスター版」は「60周年記念デジタルリマスター版」と何が違うのでしょうか。
　この違いはスキャニング以降の作業にありました。「60周年記念デジタルリマスター版」は素材となるフィルムのスキャニングを4Kサイズで行っていますが、それ以降の作業は2Kで行っているそうです。しかし「4Kデジタルリマスター版」ではスキャニング以降のレストア、グレーディング、マスター作成まですべてをインからアウトまでフル4Kで実施されています。これにより完全な4Kコンテンツとして生まれ変わった作品になったそうです。

圧倒的強さというゴジラの魅力

　ゴジラがハリウッドでも映画化され、日本でも4Kデジタルリマスター化するほど未だに根強い人気があるのはなぜでしょうか。「怪獣が街を破壊し人々を恐怖に陥れる」この部分だけを切り取るただ怖い内容になってしまいます。私もゴジラの印象は「怖い怪獣」です。しかし、ゴジラには「核や戦争への警告」というメッセージが含まれているなど結構深い内容だったりします。そういったメッセージ性が含まれているからこそ人気があると私は思っています。
　また別の意見も聞いたことがあります。それは人間の深層心理の中にある「破壊衝動」を刺激するところが良いという意見です。始めはゴジラが街を破壊し火の海にしていく姿に恐怖を感じます。どうして壊すの？と不満さえ感じます。それが気づけば爽快感に変わっているという不思議な感覚がゴジラにはあると言います。
　この意見を聞いたとき私はあまり共感はできませんでしたが、圧倒的な強さが魅力だということは分かります。子どものころ「強さ」に憧れる男の子だったので、ウルトラマンが怪獣を倒したり、仮面ライダーが怪人を倒すシーンを見てカッコいいと思っていました。正義の味方だからという理由もあったと思いますが、その正義の味方が「必ず勝つ」というところが魅力だったのだと思います。
　ウルトラマンや仮面ライダーは時に苦戦をすることがありますが、ゴジラが街を破壊するという場面は圧倒的な強さを見せつけます。ゴジラは人間では到底及ばない力で街を破壊します。そしてゴジラのトレードマークと言っていい背中を光らせて発する放射能光線でさらに破壊に拍車をかけます。圧倒的な力そして必殺技的な放射能光線はまさに男の子が好きになる「強さ」なのではないかと思います。このような「強さ」は憧れであり魅力なのかもしれません。

「『ゴジラ』シリーズ4Kデジタルリマスター最恐画質 8ヶ月連続放送」放送スケジュール

　「『ゴジラ』シリーズ4Kデジタルリマスター最恐画質 8ヶ月連続放送」ではゴジラシリーズの中でも人気の8作品を2021年3月から毎月1本放送されます。放送スケジュールは下記を参考にしてください。なお、2021年3月24日時点でまだ未定の作品もありますので、詳細は日本映画専門チャンネルのリンクからでご確認ください。