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ドラマ「同期のサクラ」から会社に対するあり方を考えてみた

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 こんにちは!!この記事をご覧いただきありがとうございます。今回紹介する番組は2020年10月3日に日テレプラスで一挙放送される「同期のサクラ」です。このドラマは高畑充希さん主演の企業系スカッとドラマだと思います。働く上で自分の信念をきちんと持ち、理不尽なことに立ち向かう若手社員というのは今の新入社員に必要な元気なのかもしれません。
 またこのドラマは面白い設定があります。それは登場人物のうち、サクラたち同期入社組5人と火野すみれの名字は、サクラを中心に、北極星と周りの惑星(月、木星、水星、土星、火星)になぞらえており、また百合の両親や蓮太郎の家族、名前がない人物以外は全て、名前か名字に植物が入っているところです。物語の進行には関りがありませんがこの設定と作中の人間関係が類似しているところが面白いです。

概要

 自身の故郷と本土との間に橋を架けるという夢を果たすために上京し、大手ゼネコンに入社した新人女性社員北野サクラと、4人の同期社員たちの群像劇です。ドラマの進行は10年間の物語を1話=1年として描いています。物語は、第1話、第7話以降を除き、その回の中心人物が病床のサクラに語りかける形で進んで行きます。
 脚本の遊川や主演の高畑さんをはじめとする『過保護のカホコ』制作チームの再結集となったそうで、大平太プロデューサーによると、来年、自身の勤続30年を迎えることから、お仕事ドラマを作りたいと、遊川との打ち合わせに臨み、アイデアを出していくうちに遊川から“同期”という言葉が出たといいます。また最も苦労したサクラのキャラクター設定には、高畑さんも企画段階から参加したそうです。
 2019年11月27日は『ベストアーティスト2019』放送のため休止となりましたが、主題歌「さくら(二〇一九)」を歌う森山直太朗の出演時にミニドラマが放送されました。

同期のサクラのサクラは発達障害?

 ドラマでは毎回感動する物語が描かれているドラマですが、人気の理由はもう一つあります。それは主人公のサクラがおかしいことに対しておかしいとはっきりモノ申すところです。これが見ている視聴者をスッキリさせてくれると評判でした。しかし、これが理由でサクラは発達障害ではないか?という疑問もありました。
 確かに発達障害の可能性はあります。大人になり切れず周りと同調できないという見方をすると発達障害と思われても仕方ありません。私の身内にもいますので、似ているところが沢山あります。しかし、「会社で生きていくにはイエスマンが一番波風立たず平穏に生きていくことができる」という風潮がある現代でとがったキャラクターはヒーローになりやすいと思います。
 物事の本質をペロンと言うので、ハッとさせられたり、嘘をつかないことで周りと軋轢が生じます。サクラも、会社では浮いていたかもしれませんが、それでもサクラを応援したくなるのは、まっすぐで嘘がないからだと思います。
 しかしそういった事は明かされていないですし、ドラマなのでその人の考え方次第だと思います。サクラは単純に曲がったことが大嫌いで、ずーっと真っ直ぐ生きてきた、正しいと思ったらしっかりと意見を言う、困っている人を救う、周りの事を見ていないようでしっかり見ていて正義のような素晴らしい人間なのかもしれません。もしかしたら高畑さんが企画段階から参加したことが影響しているところなのかもしれません。

『同期のサクラ』相武紗季、怒りの“覚醒”にネット感動「今までで一番泣ける」

 第6話では相武紗季扮するヒロインの先輩・火野すみれが怒りを爆発させる姿に、ネット上には「かっこいい」「スカっとする!」」「今までで一番泣ける」といった声が集りました。
 子会社に出向となったサクラのことを気にかけつつも、子育てと仕事の両立に追われる人事部のすみれは、評論家・椿美栄子の講演会“女性研修セミナー”を担当することになります。椿側からの理不尽で高圧的な要求にすみれはナーバスになります。
 講演本番まで、椿側の無理な要求にも必死に対応してきたすみれですが、当日の講演は手抜きとも思えるような内容でした。そこにすみれが「先生!」と叫んで立ち上げると「先生は本の宣伝のためにこのセミナーにいらしたんですか?」と声を上げます。
 椿と懇意にしている社長(西岡徳馬)はすみれをたしなめるが、彼女は「ここに集まった社員の中には、今までの椿さんの言葉を純粋に信じて、今日の講演を楽しみにしていた人がたくさんいるのに、これじゃあ結局、会社が女性の活躍を応援していると、内外にアピールするのに付き合わされただけじゃないですか? 私たちは!」と怒りをあらわにします。このすみれの言葉に対して「すみれさんかっこいい」「ほんとスカっとする!」といったコメントがネット上に相次ぎました。
 すみれの言葉に逆上した社長が「そんなこと言って、どうなるかわかってるのか!?」とすごむと彼女は「別に構いません!」と一喝します。「私は今まで、働く女としても娘の母親としても中途半端な人間だったけど、おかげでこれからどんなに辛いことがあっても自分に嘘をつかないで生きていこうっていう決心ができました!」と言い切ります。すみれの毅然とした態度に「今週も泣いてしまいました」「やばい、今日は今までで一番泣ける」などの声も多数寄せられたそうです。

なぜサクラは花村建設を辞めたのか

 物語の中、サクラが勤務先である花村建設を退社するところが大きな結論になります。この結論で主人公のサクラが得たモノが何か分かるのですが、ここがドラマ一番の見どころなのでぜひ見て欲しいです。
 しかし同期で葵は1人だけ辞めていないのにサクラは黒川新社長の花村建設を辞めてしまい恒松建設工業(平泉成さん)の建設会社で働こうとしたことに疑問の意見もあります。それは2020年入社のサクラにそっくりな後輩が入社し、一緒に仕事をする姿も見てみたかったからです。
 それでも、サクラが花村建設を退社した理由はドラマでも明確になっていると思いますし、それがドラマの結論へとつながるところです。

「同期のサクラ」で感じたこと

 同期のサクラは若手社員が会社自体を新しい時代に対応させていこうとするドラマなのかもしれません。様々な要因ににより日本経済は世界から遅れ始めています。昔は経済大国日本などと言われアメリカに次いで世界2位の成長をした時代もあります。しかし10年前に中国にその座を譲り今では7位まで落ち込んでいます。「テレワークの推進」や「働き方改革」などという言葉が飛び交っている昨今ですが、本当はこのドラマのように若い社員が自信を持って仕事に取り組める環境をつくることが必要なのかもしれません。それは若手社員が好き勝手できるということではなく、モラル、チームワーク、そして社会のあり方というものを理解して活躍するという事です。
 それにしても最近のドラマでは会社役員が悪役になるケースが多いのはなぜでしょうか?パワハラ、セクハラなどハラスメント問題もそうですが、会社のなかでベテランと若手のコミュニケーションが難しくなってきている気がします。私のようにロスジェネと呼ばれている世代を境に上の世代と下の世代では全く考え方が違う気がします。
 いろいろと感想も述べましたがそれだけ現在の仕事の仕方に疑問を持ちながら見るとまた楽しめるドラマです。2020年10月3日に日テレプラスで一挙放送される「同期のサクラ」ぜひお楽しみください。

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答えは『過保護のカホコ』でした。

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