【セキュリティ方針】昨今の不正アクセス事案を受けた弊社のシステム開発・データ管理体制について
昨今、大手クラウド基盤やホスティングサービスへの不正アクセス、個人情報流出に関する報道が相次いでおり、自治体、福祉・教育現場、地域事業者の間でもシステムセキュリティに対する不安が高まっています。
Civic Tech Akita(秋田県秋田市)が開発・提供するノーコードPWAシステム(『おたよりアプリ等の製品情報』等)について、外部環境の脅威を踏まえた総点検を実施いたしました。結論から申し上げますと、弊社が構築・運用するすべてのシステムにおいて、不正アクセスの兆候はなく、強固な安全性を保って正常稼働を継続しております。
本記事では、金融機関出身・地域DXプロデューサーとしての規律に基づき、弊社システムがなぜ一般的な不正アクセス攻撃に対して堅牢であるのか、そのセキュリティ設計思想とデータ管理体制を技術的・構造的に解説します。
1. なぜ従来のWebサーバー攻撃が通用しないのか?(PHP非保持の強み)
WEBサーバー停止中も100%正常稼働し続けた実証ファクト
本記事では「情報漏洩・不正アクセスを防ぐセキュリティ設計」を解説していますが、防災・緊急連絡アプリには「サーバー障害時でも止まらない可用性」も不可欠です。Webサイトが緊急停止してもGlide×Google基盤が止まらなかった仕組みはこちらをご覧ください。
従来のWebサイトやWebシステムで多発する侵入事案の多くは、独自サーバー環境やプログラミング言語の脆弱性を狙ったものです。弊社システムは、この根本的な侵入経路そのものを物理的に排除したアーキテクチャを採用しています。
独自Webサーバーを持たない「サーバーレス/SaaS型」設計
弊社の開発体制では、オンプレミス(自社設置サーバー)やVPS(仮想専用サーバー)などの「独自サーバー」を一切構築・保持しません。
Webシステムを独自サーバーで稼働させる場合、OSの更新、ポート監視、ミドルウェアのパッチ適用など、日常的な保守に膨大なリソースと専門知識が求められます。弊社はフロントエンドにグローバルSaaSである「Glide」、データ管理に「Google Workspace」を採用することで、インフラ全体の保守管理を世界最高水準のセキュリティチームに委託する「サーバーレスモデル」を実現しています。
脆弱性の温床となりやすいPHP環境・ミドルウェアの排除
一般的なWebサイト(WordPress等を含む)や受託システムで広く用いられる「PHP」や「MySQL」環境は、適切に保守管理されない場合、パッチの未適用や設定不備を突いたバックドア設置・不正プログラム実行のターゲットになりやすい傾向があります。
弊社が提供するPWA(プログレッシブWebアプリ)システムは、PHPなどのサーバーサイド言語を自前で実行・管理する環境を持ちません。攻撃者が足がかりとする「サーバー内部への不正スクリプト設置」を行う土台そのものが存在しないため、一般的なWebサーバー攻撃を無力化できる構造となっています。
2. データと画面を完全分離する「多層防御アーキテクチャ」
弊社のシステム設計における最大の特長は、利用者の操作画面(フロントエンド)と重要データを保管する領域(バックエンド)の完全分離です。
Glideの役割は「画面表示(フロントエンド)」のみ
ノーコード基盤「Glide」は、直感的なUI(ユーザーインターフェース)の描画および操作を担う「フロントエンド」として機能しています。
Glideの画面キャッシュ上には、個人を特定できるセンシティブな重要データを永続保持させません。画面側はあくまで閲覧・入力のための操作端末としての役割に徹しており、画面側の通信が傍受されたり端末が解析されたりしても、基幹データが外部へ漏洩しないよう多層的に防壁を築いています。
個人情報はGoogle Workspaceで暗号化・隔離保護
氏名、連絡先、児童情報などの重要データは、すべて弊社およびクライアント様が管理する「Google Workspace(Googleスプレッドシート等)」の隔離された安全な領域に集約しています。
Googleのクラウドインフラは、保存データおよび転送中データのすべてが高度な暗号化(AES-256等)で保護されています。さらに、アクセス可能なアカウントを厳格な権限(ACL:アクセスコントロールリスト)で制御し、二要素認証(2FA)を必須化することで、外部からの不正侵入および内部の誤操作リスクを極限まで低減しています。
【構造比較】従来型Webシステム vs Civic Tech Akitaのノーコード設計
| 比較項目 | 従来型Webシステム(オンプレ/VPS/PHP) | Civic Tech Akita(Glide × Google Workspace) |
|---|---|---|
| サーバー管理 | 自社・委託先によるOS/ミドルウェア保守が必要 | 独自サーバー非保持(Google/Glideの堅牢基盤に集約) |
| 侵入経路 | PHP等の脆弱性、サーバー設定不備を突かれやすい | 実行環境を自前で持たないため、不正プログラム設置が不可 |
| データ保管場所 | Webサーバーと同一または近接したDBに保存 | 画面(Glide)とデータ(Google)が完全分離 |
| セキュリティ保守 | パッチ適用遅れによるゼロデイ脆弱性リスクあり | プラットフォーム側で常時最新パッチが自動適用 |
| 認証・アクセス制御 | 独自ログイン機能(パスワード漏洩リスク大) | Googleの二要素認証(2FA)による多層認証防御 |
3. 中小企業・地域団体が大手基準のセキュリティを実現できる理由
地方の教育・福祉現場や中小企業において、多額のセキュリティ投資や専任エンジニアの確保は容易ではありません。しかし、弊社の設計モデルを活用することで、限られた予算の中でも大手企業水準のセキュリティ体制を整えることが可能です。
Googleの堅牢なインフラと二要素認証(2FA)によるアクセス制御
弊社システムは、Fortune 500に名を連ねるグローバル企業や金融機関が採用するGoogleのセキュリティ基盤をそのまま活用しています。
通信の暗号化(SSL/TLS)、自動バックアップ、分散配置による高可用性はもちろんのこと、管理画面へのアクセスには二要素認証(2FA)を徹底。IDやパスワードが万が一外部に漏れた場合でも、物理キーやスマートフォンによる承認がなければ管理データに一切アクセスできない仕組みを標準化しています。
日常的な権限棚卸しと保守運用の透明性
弊社では、信用金庫における財務・リスク管理実務や、CATV総合監理技術者としてのネットワーク運用経験に基づき、システムの「保守運用の規律」を何よりも重視しています。
管理者アカウントのアクセス権限を定期的に棚卸しし、不要になったアカウントの速やかな失効、閲覧可能範囲の最小化(最小権限の原則)を徹底しています。技術的な防御だけでなく、人的運用プロセスの透明性を担保することで、地域社会から信頼されるデータガバナンスを維持しています。
4. セキュリティに関するよくある質問(FAQ)
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ノーコードツール(Glide)はセキュリティ面で脆弱ではないのですか?
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適切にアーキテクチャを設計していれば、独自開発のWebサーバーよりも安全です。 Glideは世界中で数多くのビジネス用途に利用されており、専任のセキュリティエンジニアが常時プラットフォーム全体の監視とパッチ適用を行っています。独自にサーバーを構築して保守が放置されるリスクと比較して、既知の脆弱性に対して極めて迅速に対処される強みがあります。
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個人情報はどこに保存され、第三者から守られていますか?
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Googleの高度な暗号化インフラ内に隔離保存され、厳格な権限設定により保護されています。 個人情報はGlideのサーバー内部ではなく、分離されたGoogle Workspace環境で管理されます。URLを知っているだけではアクセスできず、許可されたアカウントかつ二要素認証を通過した担当者のみがデータにアクセスできる多層防御構造を採用しています。
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障害や不正アクセスが発生した場合の対応体制はどうなっていますか?
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クラウド側の24時間自動監視に加え、弊社にて即時のアクセス遮断・バックアップ復元が可能な運用体制を整備しています。 Googleインフラによる自動冗長化(バックアップ)が施されているため、データ消失リスクを最小限に抑えています。また、万が一管理端末の紛失や疑わしいアクセスを検知した場合は、弊社側で該当アカウントのアクセス権限を即時停止し、ログ調査と状況共有を迅速に行う手順を定めています。
まとめ:安全なデジタル化で、地域の現場に「確かな安心」を
DX(デジタルトランスフォーメーション)の本質は、業務を効率化することだけではなく、関わるすべての利用者に「安全と安心」を届け続けることにあります。
Civic Tech Akitaは、「三方よし」「最新の技術で地域に貢献」という理念のもと、過度な開発コストを抑えながら、金融機関水準のセキュリティ思想を融合した持続可能なシステム構築を追求しています。放課後児童クラブ、保育現場、自治体、地域事業者の皆様が、情報セキュリティの不安を感じることなく本来の活動に集中できるよう、今後も安全性を最優先とした伴走支援を継続してまいります。
【個別相談・セキュリティ点検のご案内】
「自組織で利用しているシステムのセキュリティを見直したい」「低コストで安全な保護者連絡・業務管理アプリを導入したい」とお考えの自治体・福祉施設・事業者様へ。
Civic Tech Akitaでは、地域DXプロデューサー・防災士の視点から、貴団体の状況に応じた最適なシステム設計・セキュリティ運用アドバイスを個別に行っております。
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