[GAS] Googleカレンダーをスプレッドシートへ差分同期!自動更新・重複削除

はじめに

「Googleカレンダーに入力した予定を、ExcelやGoogleスプレッドシートで一覧管理したい」
「毎回手動で書き写すのは面倒だし、予定の変更や削除があった時に転記漏れや重複が起きてしまう…」

現場でこのようなお悩みを抱えていませんか?
手動での転記作業は、ヒューマンエラーの原因になるだけでなく、貴重な業務時間を圧迫してしまいます。全件を毎回取得し直すスクリプトだと、データ量が増えた際にGASの実行時間制限(6分)に引っかかってしまうことも少なくありません。

今回は、指定したGoogleカレンダーの予定をGoogleスプレッドシートへ「差分同期(変更があった分だけ更新)」し、重複データの自動整理まで行える汎用GASスクリプトをご紹介します!

今回構築する仕組みの概要

今回作成するスクリプトでは、以下のステップで同期処理を安全かつ高速に行います。

  1. 特定名義のカレンダーを検索・ID取得: 名称を指定して対象カレンダーを特定します。
  2. 最終同期日時の管理: 設定シートを作成し、前回の同期日時を記録。変更のあったイベント(差分)のみを取得して処理速度を最適化します。
  3. 新規追加・更新処理: 既存のイベントIDと照合し、変更があれば上書き更新、なければ新しい行として追記します。
  4. 重複行の自動削除: 重複したイベントIDが存在する場合、最新の行を残して古い不要な行を削除します。
  5. 削除された予定の反映: カレンダー上で削除された予定をスプレッドシート側からも自動で削除します。

ソースコード(コピペOK)

スプレッドシートのスクリプトエディタに以下のコードを貼り付けてご使用ください。
※スプレッドシートIDなどの固有情報は PropertiesService(スクリプトプロパティ)に安全に退避させる構造に改修済みです。

設定・導入のステップ

導入は以下の簡単な4ステップで完了します。

ステップ1: スクリプトプロパティの設定

コード内にスプレッドシートIDを直接記述するのを防ぐため、スクリプトプロパティを利用します。

  1. スクリプトエディタ画面の左メニューにある 「歯車アイコン(プロジェクトの設定)」 をクリックします。
  2. 画面下部の「スクリプト プロパティ」セクションで 「スクリプト プロパティを追加」 を選択します。
  3. プロパティ名に SPREADSHEET_ID、値に対象のスプレッドシートIDを入力して保存します

ステップ2: 定数の変更

コード冒頭にある各種設定値を環境に合わせて変更します。

  • TARGET_CALENDAR_NAME: 同期したいGoogleカレンダーの正確な名前(例: 'サンプル行事')
  • SHEET_NAME: 予定を出力したいシート名(例: 'カレンダー')

ステップ3: 初回テスト実行

関数 syncSpecificCalendarToSpreadsheetCombinedDatesWithLatestIdDiffSync を選択し、「実行」ボタンを押します。

初回実行時はアクセス権限の承認ポップアップが表示されますので、画面の指示に従って許可してください。実行完了後、スプレッドシートに指定のカレンダーデータが出力されていれば成功です!

ステップ4: 定期実行(トリガー)の設定

自動で定期同期を行いたい場合は、以下の通りトリガーを設定します。

  1. スクリプトエディタの左メニュー 「時計アイコン(トリガー)」 をクリックします。
  2. 右下の 「トリガーを追加」 をクリックします。
  3. 以下の通り設定します:
    • 実行する関数を選択: syncSpecificCalendarToSpreadsheetCombinedDatesWithLatestIdDiffSync
    • イベントのソースを選択: 時間主導型
    • 時間型トリガーのタイプを選択: 時間タイマー(例: 1時間おき、毎日など業務に合わせた間隔)
  4. 保存をクリックすれば、指定した間隔で自動同期が機能します。

まとめ・導入のご案内

今回は、Googleカレンダーからスプレッドシートへ高速かつ安全に予定を差分同期するGASモジュールをご紹介しました。

差分取得と重複チェックを組み合わせることで、エラーの起きにくい安定したデータ連携基盤を構築できます。

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