いつもこの記事をご覧いただきありがとうございます。今回紹介する作品はチャンネルNECOで企画している[深夜ワカコは何食べた?特集「作って、呑んで、食べてみた」]の最終回「今夜はコの字で」を紹介します。舞台は「深夜食堂」に似ていてコの字酒場というところです。こういった昭和レトロっぽい雰囲気ってすごい落ち着きます。もはや癒しの要素が含まれた舞台が癖になりそうです。
「今夜はコの字で」について
「今夜はコの字で」は、原作・加藤ジャンプ、作画・土山しげるによる漫画です。集英社インターナショナル公式サイト内において、2015年3月から2015年9月まで連載されました。2016年3月30日に、描き下ろしの2話を追加し全9話で集英社インターナショナルより単行本が刊行されました。現代の東京を舞台に、広告代理店に勤める主人公が「コの字酒場」と呼ばれるコの字型のカウンターのある居酒屋で常連や店主とのやりとりを楽しみながら酒や肴に舌鼓をうち、仕事での憂さを晴らす様を描いています。そして2020年に中村ゆり、浅香航大のW主演でテレビドラマ化されました。
「今夜はコの字で」のあらすじ
広告代理店に勤務する吉岡としのりは、会社と家を往復するだけの忙しい日々を送っていました。
ひょうんなことから再会した憧れの先輩・田中恵子に「今のあなたに必要な場所」とコの字酒場を紹介されます。勇気を出して店の扉を開けると、そこには今まで知らなかった世界が…
コの字カウンターを囲みながら美味しい料理やお酒を飲むうちに、すっかりコの字酒場にハマった吉岡は、恵子先輩から新たなお店を紹介してもらいコの字酒場に通うことに。そして、人と人とが触れ合う酒場で吉岡の心は次第にほどけていくのでした。
「今夜はコの字で」の魅力
「今夜はコの字で」は実在する飲食店が登場するところが魅力です。この点は「孤独のグルメ」というドラマに近いと思います。しかし、「孤独のグルメ」は居酒屋ではなく食堂です。そのためドラマを一度見るとその居酒屋にいってみたいと思う気持ちになります。
このドラマはコの字型のカウンターの酒場で、ユーモアに富んだ店主や、訪れる酔客たちとの交流が描かれています。コの字型だから、お互いの距離が近いですし、顔を突き合わせることになりますから、無言で過ごすことは不可能ですね。否応なしに見知らぬ人たちと会話を交わすことになります。それこそがコの字カウンターの魅力なのでしょう。しかし、それ以上に魅力的なのが、出てくる絶品ツマミの数々。料理が美味しそうに描かれています。
また、中村ゆりがとくにかく素敵です。こういった女性と一緒に呑み行きたいと本当に思えます。女性と一緒に食事をするならおしゃれなお店を選びがちですが、居酒屋で一緒に楽しめるような人っていいなぁって思います。そしてその中村ゆり演じる恵子先輩と主人公のとしのりの恋の行方も楽しみひとつです。としのりは居酒屋で様々な常連客や店主と接することで成長していくのですが、自然と芽生える恵子先輩への想いが見ていて和みます。
「今夜はコの字で」はチャンネルNECOで一挙放送
今回紹介した「今夜はコの字で」はいかがだったでしょうか。この作品は男性に人気がありますが、女性にも人気があります。中村ゆりの魅力がたくさんつまっているからだと思います。
「今夜はコの字で」はチャンネルNECOで2020年9月22日に一挙放送されます。ぜひご覧ください。
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