この記事をご覧いただきありがとうございます。今回は2020年9月20日にアニマックスで一挙放送される「キングダム(1期、2期)」を紹介します。第3期もNHK総合にて2020年4月から放送開始されていましたが、新型コロナウィルスの影響により5月以降放送が延期されています。いまだ再開の予定はなさそうですが、3期ではアニメ制作のスタッフも大幅に入れ替えがあったそうなので早く再開してほしいと期待をしています。
キングダムについて
作品概要
「キングダム」は、原泰久による漫画が原作です。「週刊ヤングジャンプ」にて2006年9号より連載が始まりました。
第17回手塚治虫文化賞のマンガ大賞受賞作品でもあります。単行本販売部数(発行部数と電子版の売上部数を足した物)は58巻発売時点で累計6,600万部を突破している人気作品です。2011年11月にテレビアニメ化が発表され、2012年6月から2013年2月にかけて第1シリーズが、2013年6月から2014年3月にかけて第2シリーズが放送されました。
その他にも2018年4月の第50巻達成を記念して実写映画化が発表され、2019年4月に劇場公開されました。2020年5月29日には映画続編の制作が発表されたばかりです。
ストーリー
紀元前3世紀の古代中国の春秋戦国時代末期を舞台にして、後の始皇帝となる秦王政と、秦の武人である主人公・信の活躍を中心に描かれている中国時代劇です。信は後の秦の大将軍・李信であることがあらかじめ明かされています。
西方の国・秦で、戦災孤児として暮らしていたふたりの少年・信と漂の夢は、日々鍛錬を積み、いつか戦で武功を立てて天下の大将軍になること。そんなふたりにある転機が訪れます。王宮に仕える大臣・昌文君の目に留まった漂が王宮に召し上げられたのです。だがほどなくして王宮の勢力争いに巻き込まれ大けがを負った漂が、命からがら故郷へと戻ってきます。そして漂から託された地図を頼りに訪れた村で信は、漂とうり二つの少年・政と出会います。この少年こそ秦王・政。後の始皇帝でした。
【ネタバレ注意!!】キングダム名シーン3選
キングダムは古代中国の春秋戦国時代末期を舞台にした歴史漫画です。そのため戦術や謀略などの様々な見どころがあります。そしてその中で生まれる名シーンはとても感動します。この名シーンこそが「キングダム」の最大の魅力だと思います。そこで若干ネタバレにもなりますが、その名シーンを3つほど紹介したいと思います。このシーンを見るためにアニメを見てもいいと思います。
第3位 成蟜の死:「あの時からずっとお前にほれている」(成蟜)「知っています」(瑠衣)
最初は完全悪役キャラだった成蟜なのに、この最期には泣けます。
王位継承者の立場を奪った政を強く憎悪していた、嬴政の異母弟・成蟜(セイキョウ)。初期は平民を蔑み、家臣でさえ平気で惨殺する性格のゆがみっぷりを発揮し、いざピンチになると誰も助ける者がいなかった……という、どうしようもない印象が残る彼でしたが、
最期は妻である瑠衣を身を挺して助け、瑠衣の腕の中で息を引き取ります。
まさかこのキャラクターに泣かされるとは!って感じです。
第2位 政の演説:「最後まで戦うぞ秦の子らよ 我らの国を 絶対に守りきるぞ!!」(嬴政)
政の王としての威厳を感じ、民と一緒に心が動かされました。
今まで王宮から見守るシーンが多かった嬴政が、ついに自ら出陣します。合従軍侵攻でボロボロになった信は、そこに希望の光を見ます。
迫りくる李牧軍に対し、秦軍は圧倒的不利な状況。危険を顧みず王が自ら姿を見せたことで、民衆は政に咸陽へ戻るよう懇願するが、「戻るものか。秦の命運を握る戦場に共に血を流すために俺は来たのだ」と政はいいます。「秦の歴史を守るため、子や次の世代の子を列国の奴隷にさせないよう」この声に民衆は沸き立ち、信たちも力を取り戻しました。
第1位 王騎の死:「これだから乱世は面白い」(王騎)
やはり1位はこのシーン。信に将軍としての道を指し示した、師匠とも呼べる存在、王騎。龐煖との対峙からは息もつかせぬ超展開です。秦趙攻防戦で対峙した“武神”龐煖は、王騎にとって大切な存在である摎(キョウ)を討った敵でした。激しい矛と矛の押収の末、龐煖の矛が王騎の胸を貫く。瀕死の状態にありながらも、信に「馬上の景色」を教え、軍を副官・騰に引き継ぎ、そして最期に自分の矛を信に託します。圧倒的な存在感で、多くの登場人物のみならず読者にも愛された王騎。まさに大往生といって良いと思います。
信を王騎の馬に乗せ、『これが将軍の見る景色です』と言う場面がとても好きです。見た目と反した男気あふれるキャラクターで大好きでした。そして生き様が泣けます。
「キングダム」はアニマックスで一挙放送
今回紹介した「キングダム」はいかがだったでしょうか?他にも、信と河了貂や羌瘣の甘酸っぱいシーンも合間にあり緊張した中にも、ほっこりしたところも見どころです。
放送は2020年9月20日にアニマックスで一挙放送されます。この機会に古代中国春秋戦国時代をお楽しみください。
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