「この世界の片隅に」はドラマでも映画でも感動する

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 こんにちは、この記事を見に来ていただいてありがとうございます。今回は「この世界の片隅に」の映画とドラマの一挙放送を紹介します。映画は日本映画専門チャンネルで放送され、ドラマはTBSチャンネル1で放送されます。
 今年は終戦75周年になります。私が小学生の頃は戦争の悲惨さを感じる授業や番組を見た記憶がありますが、最近では殆ど戦争を感じる行事や報道を目にすることが少なくなりました。しかし、今回この記事を通して私自身も戦争について改めて関心を持ちました。
 そして私の子供にも戦争の残酷さや悲しさを教える事が必要と思い記事にしています。今回は、「この世界の片隅に」作品の紹介と同時に、戦争に関する子供に見せたい映画を紹介します。

映画「この世界の片隅に」について

 映画「この世界の片隅に」はこうの史代さんの同名漫画が原作の映画です。昭和19年に広島市江波から呉に18歳で嫁いだ主人公すずが、戦時下の困難の中にあっても工夫を凝らして豊かに生きる姿を描いた物語です。
 この映画は第90回キネマ旬報ベスト・テン日本映画第1位、第40回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞、第21回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞などを受賞しています。
 最近では、約40分の新規場面を付け足した別バージョン作品(長尺版)として「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」が2019年12月に公開されました。

ドラマ「この世界の片隅に」について

 ドラマ版は松本穂香、松坂桃李らのキャストで制作されています。このドラマの特に話題になったのが第7話です。尾野真千子の演技に泣かされた視聴者、激しい空襲の模様に衝撃を受ける視聴者が続出しました。
 また、「映画でカットされていたシーンが使わている」、「径子さんのセリフが原作バージョンになっているためドラマの方が好き」とドラマならではの丁寧な演出が評価されています。他にも「北条家セット。何がすごいって、太陽の角度の再現が素晴らしい。この感覚は地元民じゃないと分からんことかも知れんけど」などといったツイートも多数寄せられていたそうです。

「この世界の片隅に」が人気の理由

実話だと思わせるほどのクオリティ

 この作品は戦時中の広島が舞台の作品です。背景となる戦時中の日本の状況や、当時の暮らしの様子がとてもリアルで分かりやすく描かれています。また主人公のすずや周作などのキャラクターたちも実在しませんが、リアルに描かれている背景と違和感なくマッチしていてとても信憑性が高い作品です。
 原作者のこうの史代は、この作品について厳重な調査・取材のもと、本作の執筆に取り組んだと語っています。そんため、実話をもとに作られたエピソードもあるかもしれません。そしてこの作品の映画監督を務めた片瀬須直も、舞台となった広島県呉市に何度も足を運び、綿密な取材を行ったそうです。そこで当時の日本の気候や店の風景、爆弾などの写真を集めたそうです。この二人の徹底した取材が作品に生かされリアリティあふれる作品になっています。

朝ドラのようなふんわりした雰囲気

 この作品は単純に戦争のむごさを表現している内容ではありません。戦時中の厳しい時代にささやかな幸せを見つけて生きている人々の姿が描かれています。食材の調達に悩んだすずが、食べられる雑草を近所の人から教えてもらい、工夫を凝らして調理するシーンは見どころです。
 他にも、登場するキャラクターたちのちょっとした日常会話には見ているだけでも安心感があります。戦争をテーマにした作品にも関わらず、朝ドラのような落ち着て見られるところがこの作品の魅力です。

周作と哲とすずの三角関係

 この作品の魅力として戦時中の恋愛模様が描かれているところです。戦争をテーマにした作品で恋愛模様が描かれるのは珍しいと思います。
 すずは周作の妻となりますが、始めは周作への想いは薄い感じがします。どちらかといえば幼馴染の哲の方に想いがあったように見えます。しかし、一緒に生活していくにつれ周作と愛情を育むようになります。
 一方、哲と再開したすずは、再び心が揺れ動く場面もあります。すずの恋心の行方や、すずが少女から大人の女性へ変わっていく様子も見どころです。

こどもと一緒に観たい映画3作品

 今回「この世界の片隅に」が一番おすすめなのですが、他にも見るべき作品があると思います。ここでは、子供と一緒に観たい映画3作品を紹介します。戦争というテーマを子供と一緒に観るということは教育上私は必要だと思っています。残酷なシーンや結末を迎える作品もありますが、そこから戦争の悲惨さを学ぶことが重要と思っています。

風立ちぬ

 戦時中に飛行機設計家になりたいと思った一人の人物の物語です。
 実在の航空技術者である堀越二郎をモデルに、堀辰雄の小説からの着想も盛り込まれた作品です。

火垂るの墓

 「風立ちぬ」と同じくスタジオ ジブリの作品です。この映画は戦争の悲惨さをひしひしと感じさせます。私はこの映画を見て戦争を嫌いになったといっても過言ではありません。下手をするとトラウマになりかねない作品ですが、一番戦争の悲惨さを物語っている作品だと思います。

永遠のゼロ

 この映画は零戦に乗る兵隊の物語です。映画を通して命の大事さを直接的に表現していると思います。子供が歴史やモノの分別を理解できる年頃に一緒に観たい作品です。

Facebookクイズ

答えは、尾野真千子さんでした。

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