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今回は「機動戦士ガンダムナラティブ」を紹介します。前回から連続でガンダムシリーズを紹介する理由は、2020年7月23日19時からアニマックスで劇場版のガンダムを一挙放送するからです。初代ガンダム、Zガンダム、逆襲のシャア、F91、そして前回紹介したUC、今回のNTと劇場版およびOVAの作品が翌日24日の23時過ぎまで放送されます。
この企画は、ガンダムF91以外の番組がガンダムの歴史順に放送されます。その最後に放送されるガンダムがナラティブです。
作品の概要
ガンダムUCは、「機動戦士ガンダム」から続く地球連邦とジオンとの一連の抗争に一応の決着を付ける総括的作品でありながらも、後年の宇宙世紀を舞台にした「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」や「機動戦士ガンダムF91」、そのはるか未来を描く「∀ガンダム」とのつながりを示唆する描写が見られるのも特徴でした。
そしてガンダムナラティブは福井晴敏が本作以前に執筆した小説版「UC」の追補小説「不死鳥狩り」をモチーフに、「UC」までの宇宙世紀を総括する内容や「戦後の戦争」を取り入れて1本の映画として再構成した内容となっています。
ちなみに本作は、アニメ版「機動戦士ガンダムUC」以降の物語を各種メディアで展開するシリーズ「UC NexT 0100」の第1弾として製作されました。続いて製作されたのが「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」です。
表題の「NT」とは、ガンダムシリーズに登場する概念である「ニュータイプ」と、「物語」などを意味する単語「ナラティブ」のダブル・ミーニングであり、ニュータイプについて物語る、再定義する、といった意味が込められています
ガンダムNTを楽しむ基本的な前提
ガンダムUCの続編、サイドストーリーとして十分に予備知識のある状態で鑑賞すると悪くない作品だと思います。ストーリーの主はヨナとミシェルが幼い頃に別れてしまったリタに対する様々な思いです。他のガンダムが戦争モノとして描かれているのに対して、今回のイザコザが個人の問題、小さな出来事に見えがちです。
しかし、ナラティブガンダムの登場シーン、フェネクスの美しさと澤野弘之さんの音楽の躍動感は胸が踊ります。
キャラクターの個性がはっきりしている!?
ヨナはバナージ同様、ガンダムシリーズの中ではまともな主人公といった感じがします。リタは可愛いwww。
ミシェルはこの物語の全ての元凶ですが、これまでのガンダムシリーズ同様主人公の近い女性は物語において重要な存在だと思います。
ゾルタンは可哀想な存在だが、やはり悪役は頭が…
作画が崩壊しているという意見もありますがそこまできになるものでは無いと思います。そもそも作画が崩壊しているのが当たり前の世界だった初期ガンダムから見れば大したことではないと思います。そしてリタが動かしているフェネクスは可愛いwww
キャラクターの出演では、 バナージもミネバ一派の一人として登場します。
この時の乗機はユニコーンが封印されていたため、シルヴァ・バレト・サプレッサーに乗っていました。
終盤のⅡネオ・ジオング戦ではナラティブの主人公ヨナ・バシュタがフェネクスに乗り換えようとした際にビームマグナムでⅡネオ・ジオングの有線マニピュレイターを破壊して援護しています。
全体を通した感想
1979年から始まる宇宙世紀シリーズのニュータイプという概念の行き着いた先と考えるといいのでしょうか?ニュータイプは覚醒し、サイコフレームはなくてはらない存在になり、戦いもビームライフルを撃ちまくり、ビームサーベルを振り回す戦いはもう終わりといった感じです。
キャラクターは十分魅力のある人物だと思うのですが、尺が足りないのか十分に描ききれていない印象です。マーサなんか最初に拐われたっきり…。魅力的なモビルスーツが多く出演、スピード感もあって戦闘シーンは大変満足できますが、もう少し詰めてでも主要人物の葛藤や問答に時間を割いてドラマとして充実して欲しかったなと思います。
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