こんにちは、この記事を見に来ていただいてありがとうございます。
今回は日本映画専門チャンネルの企画「週末”イッキミ”ドラマ」で放送予定の2作品目を紹介します。
今回のタイトルは「パーフェクトワールド」です。映画版では「パーフェクトワールド―君といる奇跡―」というタイトルで岩田剛典(EXILE/三代目J Soul Brothers)、杉咲花が共演しました。
原作がコミックということもあり、映画では内容が限定されたところがありましたが、ドラマではどうだったのでしょうか?
物語の原作について
原作は、女性コミック誌「Kiss」(講談社)に連載中の有賀リエさん作の同名コミックです。1巻~10巻まで発売され、その累計部数は8巻の発売時点で170万部を超えます。最新刊11巻は、2020年8月15日頃に発売予定の予想がされています。
ドラマでは、オリジナルキャラクターを加えるなど、ドラマならではのストーリー展開が楽しめそうです。
物語のあらすじ
車椅子に乗る建築士・樹(松坂桃李)と、同級生・つぐみ(山本美月)の純粋な恋模様を描いたお話です。渡辺設計事務所で働く樹は、取引先との飲み会でつぐみと偶然再会します。つぐみは高校時代に片思いしていた樹を前に、心をときめかすが、車椅子に乗る樹の姿にショックを受けるところから物語がスタートします。
見どころ※ネタバレ注意!!
どうすればよいか考えることはできる
守れるとは思っていません…
でもどうすればつぐみさんを守ることができるか。
どうすればできるだけ危険を避けられるか、前もって考えて置くことはできます。
できないことがあらかじめわかっている分、準備をしておくことができます。
できないことはできない。ただなにができるか。
このセリフに生きる指針を見たような気がしました。
そしてそのシーンでいざという時に行動をした場面もあります。
なにも物理的なものだけが守るということではない
なにも物理的に背負って歩くということだけが背負うということじゃない、力で守るということだけが守るということじゃない。
障害があるというだけで君を弱者だと決めつけていた。
弱者は守られる存在で守る存在ではないと決めつけていた。
障害がある・ないということに関してはやはり当事者にならないとわからないことがあると思います。
つぐみのお父さんが話をするシーンで、入院したからこそ感じることができたと話している場面が、想像してみることの大切さを気付かせてくれます。
助けてください。力を貸してくださいと言えること。
結婚式の樹のスピーチの中にあります。
これからもふたりで寄り添い支え合ってまいります。それでも足りないときは助けてください。力を貸してください。
という言葉。やはり、素直に言葉を紡げる人は最高に強いしかっこいい。
障害がある以上、どうしても「一人でできるようにならなきゃ」という思いが先行してしまう部分があるので、物理的な助けてほしいだけでなく想いとして語られるところに感動します。
まとめ
いかがだったでしょう?今回は障害をもった主人公の恋愛物語というテーマです。これだけ聞くと正直重いテーマに感じますよね。しかし、このドラマのサブタイトルに「いつかこのドラマがただのありふれたラブストーリーになりますように」とあります。
そうです。障害の有る無しではなく、一個人として尊重し触れ合うことの大事さを伝えてくれるドラマです。
誰だって弱点はあるじゃん。
弱点や欠点のない人間なんているわけないし、
ってことはつまり最初っから対等なんじゃないの?
このセリフの重みが、とても伝わる物語でした。
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