「まだ結婚できない男」が日本映画専門チャンネルで一挙放送!!

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 こんにちは、この記事を見に来ていただいてありがとうございます。
 今回から日本映画専門チャンネルで企画されている「週末”イッキミ”ドラマ」で2020年6月放送予定の番組を紹介します。
 今回は「まだ結婚できない男」です。俳優の阿部寛が偏屈で“結婚できない(しない?)”男を演じるドラマ「結婚できない男」(2006)が13年の時を経て、「まだ結婚できない男」として2019年フジテレビにて帰ってきました。
 その人気作の前作と変わらなかった11つのポイントを見つけましたので番組の内容と一緒に紹介していきます。

ドラマのストーリー

 桑野信介(阿部寛)は腕のいい建築士です。ルックスも収入も人並み以上ですが、「メリットがない」という考えから、50歳を過ぎた今も結婚の経験はありません。さらに、偏屈で皮肉屋の桑野は、プライドの高さとこだわりの強さから恋人を作ることもなく、気楽なシングルライフを送っていました。
 そんな桑野がひょんなことから、近所で事務所を構える弁護士の吉山まどか(吉田羊)、まどかの依頼人でカフェ店長の岡野有希江(稲森いずみ)、隣室に引っ越してきた謎の若い女性・戸波早紀と出会います。
 女性たちは桑野に振り回され手を焼きますが、世間体にとらわれず、常に我が道を行く桑野が時に発する、まっすぐで胸に刺さる言動に触れるうち、それぞれの心情に微妙な変化が起き始めます。

阿部寛の「まだ結婚できない男」に見た圧倒的魅力

 令和になって、皮肉屋やまちゃん(山里亮太)が蒼井優と、独身貴族っぽかった小泉進次郎が滝川クリステルと、“結婚しちゃう男”が続々現れるなか、見逃し配信の再生回数が関西テレビ制作作品中、過去最高だったそうです。
 それは要因として、13年前よりも増して“結婚できない(しない)男”は注目されています。ドラマではまず、“50歳を超えて未婚の男性が23.4%、女性が14.1%を超えた。”と『厚生労働白書』のデータを紹介したほどです。13年前は“結婚しない(できない)男”が増えてきたとちょっとしたネタ的だったものが、いまでは国を挙げての深刻な懸念事項になっています。主人公の桑野信介(阿部寛)はそのロールモデルとして格好のキャラクターとなりました。

前作ヒロインとの恋愛はどうなった?

 さて13年後、桑野はまだ独身だった。「なぜ? 夏美はどうしたんだ。」と前作のファンとしてはちょっともやもやして続編が始まります。
 桑野は、ひとりしゃぶしゃぶを堪能し、夜はクラシックを大音量でかけて指揮に興じ、隣に引っ越してきた女性(深川麻衣)のひとり流しそうめん機をさっそくまねするなど、13年前と変わらないおひとりさま生活をマイペースで送っていました。
 変わったことといえば、AIアシスタント(名前はミスタースポック)をパートナーのようにしています。そう、いま、世間はますます1人でも生きやすくなっているのでした。
 気になる夏美の様子もさりげなく匂わされた程度でした。それがちょっと残念な気もします。

前作を見た人も13年前から歳を取っている

 このドラマのポイントとして生身の視聴者の13年分をも背負わなければ、「まだ結婚できない男」は成立しないところです。いつまでも変わらない寅さん(男はつらいよ)ではなく、ちゃんと年をとるキャラクターであることがドラマを面白くしています。
 人間、変わらないところ(やっぱり結婚しないところ)もあれば、変わったところ(年をとったところ、仕事に対する野心もそれなりに芽生えているところなど)もあるもので、そこを阿部寛はみごとに見せているドラマだと思います。

前作から変わらなかった11ポイント

 さて、これまでドラマの見どころを見てきましたが、ここからは前作から変わらなかったポイント11を見ていきましょう。

1.持田香織

 前作の主題歌はEvery Little Thingが歌う「スイミー」だったが、今回もなんと持田香織が歌う「まだスイミー」。曲調も変わらず、歌い出しの「不思議なことあ〜るよ」まで一緒です!

2.パグ

 前作で桑野(阿部)の隣人・みちる(国仲涼子)が飼っていたのが犬のパグ、ケンちゃん。今回は、隣人の早紀(深川麻衣)は犬は飼っていないようですが、ペットショップで売れ残りのパグに桑野は出会ってしまいます。購入することはありませんでしたがさて…。

3.更新

 前作では同じ建築家の金田(高知東生)という桑野がライバル視している男がおり、彼がブログを更新しているのを見ては「金田更新してる」とつぶやいていました。今作では、「やっくん」なる桑野の悪口を書き込むサイトが登場します。桑野は頻繁にアクセスしては、「更新してやがる」と悔しそうな顔を見せています。

4.棟梁とのケンカ

 設計の桑野が、現場を仕切る棟梁(不破万作)と何かとケンカをするのも前作からのおなじみです。背の高い桑野はよく棟梁のハゲ頭をつかみ、つるっと手をすべらせていたましが、今回も「すべった」とやっていました。

5.ポイントカード

 自宅への帰り道、コンビニで買い物をするのが桑野のルーティンになっていますが、13年経ってもそれは変わらずです。ただ前作でいつも買っていた牛乳は豆乳に変わっていました。コンビニの店員との受け答え、

店員「スプーンいりますか?」
桑野「いりません」
店員「ポイントカードお持ちですか?」
桑野「ありません」

も全く変わらずです。

6.帰り道

 桑野は自宅への帰り道、橋の欄干に指でリズムを刻むクセがありますが、これも続けているようです。本人は無意識なのか、気づいていない?

7.指揮者

 自宅で大音量でクラシック音楽をかけながら、指揮のまねごとをして悦に入るのが大好きな桑野。これも変わらずでしたが、前作では手だけで行っていた指揮を、今作では“指揮棒”を手にして行っていました。13年の間に購入した模様。

8.はい?

 前作で“結婚できない男”の桑野が交際まで発展したのが夏川結衣演じる早川夏美。彼女は桑野からイラッとする言動を受けるとよく顔をゆがませて「はい?」と言っていましが、今作のヒロインとなる吉田羊演じる吉山まどかも同じく桑野から失礼なことを言われたとき「はい?」と言っていました。早川先生にそっくりです。

9.BGM

 BGMも前作からほとんど変わらず。「ちゃっら、ちゃら〜」との音楽がかかると『結婚できない男』だ!と思った人も多いはずです。音楽を手掛けるのは前作と同じ仲西匡。

10.「〜で悪いか!!」

 前作には全話サブタイトルがつけられており、「一人が好きで悪いか!!」など「〜で悪いか!!」で統一されていました。今回もこのサブタイトルは健在です。第1話は「相変わらず一人が好きで悪いか!?」でした。

11.桑野さん

 最後にやはり桑野のキャラクターです。13年経って53歳になっても、思ったことを皮肉まじりに言葉に出す、一人が好きなど、その性格は変わらずです。まったく変わっていないどころか歳を重ねたぶん、面倒くささには拍車がかかっているかもしれません。

2020年6月に日本映画専門チャンネルで一挙放送

 そして2020年6月27日から日本映画専門チャンネルにて一挙放送されます。前作と変わらないネタの数々に、前作からのファンから歓喜の声がネット上に多数寄せられました。
 昨年見逃した方も、一度見た方もまた観て楽しめる作品です。ぜひチェックしてください。

「まだ結婚できない男」の詳しい情報が掲載されている
日本映画専門チャンネル公式ホームページはこちら

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